注目試合 NYK(ニックス) VS SAS(スパーズ)

試合の背景
NBAファイナルが開幕します。ウェスタン・カンファレンス・ファイナルでディフェンディングチャンピオンのオクラホマシティ・サンダーを7戦の激闘の末に下したサンアントニオ・スパーズが、プレーオフ11連勝中のニューヨーク・ニックスをホームに迎えます。スパーズにとっては2014年の優勝以来初となるファイナル進出で、ニックスは1999年以来27年ぶりの大舞台となります。
注目すべきは12月のNBAカップ決勝での因縁です。その試合ではニックスが第4クォーターを支配し、124-113で逆転勝利を収めています。直近12試合の対戦でもニックスが8勝と相性は決して悪くありません。大方の予想ではスパーズ有利とされていますが、ニックスのジェイレン・ブランソンは「ずっと疑われてきた。でも私たちはコートに戻って練習するだけだ」と語り、下馬評を意に介さない姿勢を見せています。
スパーズのヘッドコーチ、ミッチ・ジョンソンは激闘を終えたチームの立て直しを急務とし、エースのビクター・ウェンバンヤマ自身も「仕事はまだ終わっていない。地に足をつけ直す必要がある」と気を引き締めています。
注目選手
ニューヨーク・ニックス
プレーオフ11連勝を牽引するジェイレン・ブランソンは今シリーズ最大のキーマンです。12月のNBAカップ決勝での勝利経験を持ち、スパーズ相手に臆することなく戦えることを証明済みです。コンディション面ではビッグマンのミッチェル・ロビンソンが右手小指の骨折で出場が微妙な状況です。NBAカップ決勝では18分で15リバウンドを記録した存在だけに、欠場となれば痛手となります。
サンアントニオ・スパーズ
ポストシーズン17試合で平均23.2得点・10.8リバウンド・3.5ブロックを記録するビクター・ウェンバンヤマが圧倒的な存在感を放っています。身長224センチのフランス人センターを中心に据えたスパーズは今大会最大のファイナリストと目されています。ただしポイントガードのデアーロン・フォックスが右足首の状態から完全回復しておらず、ウェスタン・カンファレンス・ファイナルでは平均11.2得点にとどまりました。本来の力を発揮できるかが鍵となります。
試合結果 NYK 105 – 95 SAS
試合の流れ
ニューヨーク・ニックスがNBAファイナルGame1を制しました。14点差を跳ね返す逆転劇で、プレーオフ連勝を12に伸ばしています。
前半はリードが行き来する展開となり、スパーズが55-48とリードしてハーフタイムを迎えました。第3クォーター中盤にはスパーズが14点差まで広げましたが、ニックスが22-9のランで追いつき、第4クォーターは76-76の同点から始まりました。
最終局面ではビクター・ウェンバンヤマのフリースロー2本でスパーズが95-94と逆転しましたが、ジェイレン・ブランソンが次の攻撃でコーナー3ポイントを沈めて再逆転。最後は11-0のランでニックスが試合を締めくくりました。スパーズはファイナル史上初めてGame1で黒星を喫しています。
注目選手の活躍
ニューヨーク・ニックス
ジェイレン・ブランソンが30得点でチームを牽引しました。第4クォーターだけで13得点を叩き出し、スパーズが同クォーターで挙げた合計得点をほぼひとりで上回りました。残り38秒には倒れながらのスピンジャンパーを沈めてシールし、チームの象徴的な活躍を見せました。カール-アンソニー・タウンズは18得点12リバウンドのダブルダブル、OGアヌノビーも17得点を記録しています。
サンアントニオ・スパーズ
ビクター・ウェンバンヤマはファイナルデビュー戦で26得点12リバウンドを記録しましたが、フィールドゴール成功率は21本中6本(28.6%)にとどまりました。「今夜は悪かった。それ以上でも以下でもない」と試合後に語っています。ステフォン・キャッスルが17得点、ジュリアン・シャンパーニュとディラン・ハーパーがそれぞれ16得点を加えましたが、チーム全体として流れを引き戻すことができませんでした。

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