注目試合 BOS(ボストン・セルティックス) VS PHI(フィラデルフィア・セブンティーシクサーズ)
試合の背景
プレーオフ第1ラウンド、イースタン・カンファレンスのシリーズはセルティックスが3勝2敗とリードした状態でゲーム6を迎えます。ゲーム5では最終クォーターに突入した時点でセルティックスが1点リードと優位に立っていましたが、シクサーズが第4クォーターを28-11と圧倒する猛烈な追い上げを見せ、113-97で勝利。TDガーデンを沈黙させました。
舞台はフィラデルフィアに戻り、シクサーズはホームでシリーズを強制的にゲーム7へ持ち込もうとしています。このシリーズ、シクサーズはボストンで2勝を挙げている一方、ホームでは2連敗(うち1敗はゲーム4の32点差大敗)と奇妙な戦績が続いています。シクサーズがホームで初白星を挙げられるか、それともセルティックスがアウェーでシリーズを決着させるかが焦点です。
注目選手
ボストン・セルティックス
ジェイソン・テイタムはゲーム5で24得点・16リバウンドを記録し、シリーズ平均24.6得点・10.6リバウンド・7.6アシストと圧巻のスタッツを残しています。3ポイントも37%と高確率で、シリーズを通じてチームの大黒柱として機能しています。一方、ジェイレン・ブラウンは23本中9本成功(39%)、デリック・ホワイトはシリーズ通算29.8%とシュートタッチに苦しんでおり、修正が急務です。ペイトン・プリチャードは直近2試合で11アシスト・ターンオーバーなしと安定感を発揮しています。
フィラデルフィア・セブンティーシクサーズ
虫垂炎の手術から復帰後、今シリーズ2試合目となったジョエル・エンビードはゲーム5で33得点・8アシストの活躍。「家に帰りたくなければ、何でもやる」と語るように、チームの精神的支柱として存在感を示しています。タイリース・マクシーは25得点・10リバウンドの活躍で「今夜以上の努力が必要」とさらなる奮起を誓いました。ベンチからはクエンティン・グライムスが18得点と躍動し、コーチのニック・ナースもその自信あふれるプレーぶりを評価しています。
試合結果 MIN 110 – 98 DEN
試合の流れ
主力3選手を怪我で欠いた状態でゲーム6に臨んだミネソタ・ティンバーウルブズが、デンバー・ナゲッツを110-98で下し、シリーズを4勝2敗で制しました。アンソニー・エドワーズ、ドンテ・ディビンチェンゾ、アヨ・ドスンムと主力ガード陣を軒並み欠いた状況でも、ウルブズはペイント内得点64-40、リバウンド50-33と圧倒的なフィジカル優位を示しました。
ナゲッツはゲーム5での快勝でシリーズに踏みとどまりましたが、ウルブズの激しいディフェンスの前に今回も苦戦。終盤、テレンス・シャノンJr.の3点プレーでウルブズが6点リードを奪うと、ジェイデン・マクダニエルズがミッドレンジのプルアップジャンパーを沈めてリードを7点に広げ、試合を決定づけました。ミネソタは第2ラウンドで第2シードのサンアントニオ・スパーズと対戦します。
注目選手の活躍
ミネソタ・ティンバーウルブズ
ジェイデン・マクダニエルズが32得点・10リバウンドと攻守両面でチームを牽引しました。シリーズ序盤に「ナゲッツは守備が悪い」と挑発的な発言でライバル関係に火をつけた張本人でもあり、攻撃では得意のミッドレンジショット、守備ではジャマル・マーレーへの徹底マークで存在感を発揮しました。サプライズスターターとなったテレンス・シャノンJr.は24得点を記録し、その突破力でナゲッツを翻弄。ルディ・ゴベアは10得点・13リバウンド・8アシストと多才な活躍を見せ、「これは教えられるものじゃない。ハートと意志の力だ」と試合後に語りました。
デンバー・ナゲッツ
ニコラ・ヨキッチは28得点・10アシスト・9リバウンドと孤軍奮闘しましたが、周囲のサポートが足りませんでした。マーレーはマクダニエルズの執拗なマークに苦しめられ、17本中4本成功の12得点に終わりました。カメロン・ジョンソンが27点で援護射撃しましたが、チームの3ポイントも27本中10本成功(37%)と精度を欠き、ヨキッチ1人の奮闘では及びませんでした。2023年のNBA制覇以降、ヨキッチを取り巻くチーム力の再構築という課題が改めて浮き彫りとなったシリーズでした。

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