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ロサンゼル近郊の山火事について、レイカーズの選手とコーチのコメント

NBA

ロサンゼルスで起きた山火事について、ネットの様々な記事を元に選手やコーチのコメントを集めましたので記載しておきます。

いちレイカーズや八村塁のファンとしては、試合が行われたことに感謝していますが、被災された方はそれどころではなく、避難を余儀なくされている方もいます。

それでも、バスケットボールを通じて世の中に希望を与え、元気づけようと本気で考えている人たちがいます。

自身も自宅が全焼したJJ.レディックの想い。日本にいる個人ができること。

「人々に希望を与えたい。気晴らしとは言いたくないが、逃げ道をつくってあげたい。僕たちは練習前にそのことについて話した。この建物にいる全員が先頭に立ち、人々を助けることに責任を持っている」

JJ.レディックは語ったそうです。
日本でも近年、様々な災害などで被災された地域があります。ボランティアや募金などの復興支援やサポートは当然のことながら、その地域を訪れることや、その場所に思いを馳せて、寄り添い祈ることも大事だと学びました。

バスケットボールは、所詮は気晴らしや逃げ道かもしれないけれども、それに真剣に取り組もうとする彼らの想いに、遠く日本から、寄り添い祈ろうと思います。個人でできることは、バスケットボールを楽しむことであり、NBAを応援すること、それが一生懸命バスケットボールをしている人たちの想いに応えることだと思いました。

レイカーズのアンソニー・デイビスのコメント

レイカーズのビッグマン、アンソニー・デイビスは、スパーズ戦の敗北にあまりこだわっていないようです。彼はチームのファンの前でプレーすることに重きを置いていたので、結果に落胆している一方で、少なくとも24人が火災で命を失い、何千人もの人々が家を失ったことを考えると、バスケットボールよりも大事なことがある。と考えているようです。

「ずっとそのことを考えている。僕たちはここに出てきてプレーするだけで、勝ち負け関係なく、このゲームは終わった後でも世界ではまだ多くのことが起きているから」とデイヴィスは言います。「だから、ちょっと複雑な気持ちだよ。実際に大変な状況にある人たちがいる一方で、僕たちはバスケットボールをすることができているから。でもそれが簡単なことじゃないのは確かだね。」

「もちろん、僕たちには仕事があるし、いずれはまたバスケットボールをしなきゃいけない。勝とうとしたけど、負けたのは悔しい。でも、ラムズが勝って・・・僕たちも勝ちたいと思って、街に少しでも喜びを届けたかったんだ」とも語りました。

※ラムズとはロサンゼルス・ラムズのことで、ロサンゼルスを本拠地を置くNFLチームのこと。

八村塁の試合後の会見でのコメント

「この数日間はとてもタフだった。火事によってスケジュールやその他諸々が影響されるから。スケジュールもわからないし、自分たちの自宅のことも心配していたし、チームメイトには避難している人も何人かいた。でもそのことを残念に思うのではなく、試合に集中しようとチームで話をした。」

バスケのプロとして立派なコメントだと思います。八村類を応援します。

レイカーズのコーチ、JJ・レディックもその火災で家を失った一人です。

「ここ数年であれほど泣き叫んだことはなかったかもしれない。これほどとは想像もしていなかった。完全な壊滅と破壊だった。別ルートを通って家に行かなければならなかったが、すべてがなくなっていた。このようなことに備えることなど絶対にできない。僕たちの家はなくなってしまった。」と語っています。

JJ.レディックは遠征先のダラスに滞在している間に家が全焼してしまったようです。

スパーズ戦前の会見では以下のように語っています。

「僕と僕の家族に同情してほしくない。僕たちは大丈夫だ。政治的な問題や保険の問題により、大丈夫ではない人々もいる。このことで落胆している人々を助け出すために、僕たちはできる限りのことをやるつもりだ。」

また、次のように述べました「スポーツは、チームや組織が街とつながりを持ち、ファンがチームとのつながりを感じているときに、本当にうまくいく。そして、それはある種の永遠の循環の中に流れていく」

この発言で、レディック監督はロサンゼルスのコミュニティのためにこの試合を捧げることを誓っています。

人々に希望を与えたい。人々を助けることに責任を持っている

左:試合後に、JJ.レディックの子供達にサインをする、ウェンバンヤマとクリス・ポール 右:CP3とJJ.レディックは元チームメイト

JJ.レディックは「人々に希望を与えたい。気晴らしとは言いたくないが、逃げ道をつくってあげたい。僕たちは練習前にそのことについて話した。この建物にいる全員が先頭に立ち、人々を助けることに責任を持っている」と語りました。

自宅が全焼してしまい、意気消沈の中で素晴らしいリーダーシップですね。普通ならとても仕事どころではないでしょう。

レイカーズの火事を受けた取り組み

試合前には以下のような取り組みがありました

・レイカーズの選手たちは「THANK YOU FIRST RESPONDERS」(第一対応者たちに感謝)と記された特製Tシャツを着用して練習に臨み、消防隊や救助隊、警察などへの感謝を示しました。

・この試合は、1月7日から発生した山火事で被害を受けたロサンゼルスのコミュニティに捧げられました。

・レイカーズは山火事の救援活動を支援するため、13、15、17日のホームゲームで募金を行うと発表しました。

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