NBAでは選手の移籍とともに、「バイアウト」や「ウェイブ」という言葉を耳にする機会が多いです。
この2つ、なんとなく似ているようで実は意味も使い方もまったく違うんです。
2025年7月、デイミアン・リラードが古巣ポートランド・トレイルブレイザーズに電撃復帰した際にも、「バイアウト?」「ウェイブ?」「どっちなの?」と思ったものです。
この記事では、NBAファンなら知っておきたい「バイアウト」と「ウェイブ」の違いをわかりやすく整理し、
最後にリラードのケースがどちらだったのかを解説します。
目次
🔍 バイアウトとは?
バイアウト(Buyout)は、選手とチームが契約を途中で“話し合って”解除する方法です。
💡ポイント
- 選手とチームの合意が必要
- 残りの契約金の一部をチームが支払う(=選手は減額に同意)
- 選手は自由契約(FA)となり、他チームと契約できる
- ベテランが出場機会を求めて移籍するパターンによく使われる
✅ 選手のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
優勝を狙えるチームと契約できる | 契約金を一部放棄する必要がある |
🔍 ウェイブとは?
ウェイブ(Waive)は、チーム側が一方的に契約を解除する手続きです。
💡ポイント
- チームが「この選手いらない」と判断すれば一方的に解雇可能
- 解雇後48時間は「ウェイバー期間」になり、他チームが契約を引き継げる
- 誰にも拾われなければFAとなる
- 契約金は原則全額保証
✅ 選手のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
契約金は満額受け取れる | 意図しないチームに拾われる可能性あり |
⚖️ バイアウト vs ウェイブ ざっくり比較表
比較項目 | バイアウト | ウェイブ |
---|---|---|
合意 | 選手+チーム | チームのみ |
契約金 | 減額されることが多い | 原則全額支払い |
FAになるタイミング | 即 | ウェイバー期間後 |
主な目的 | 円満な契約終了・新天地 | ロスター整理・戦力外処分 |
🟥 リラードはどっちだった? → ウェイブ&ストレッチ
2025年7月、ミルウォーキー・バックスはデイミアン・リラードを「ウェイブ」し、ストレッチ条項を適用しました。
- 契約金(約1億1300万ドル)は全額保証
- チームはこの額を5年間に分割してキャップに計上
- リラードはFAとなり、ブレイザーズと3年4200万ドルの契約を結んで復帰
つまりリラードは、バイアウトで契約金を放棄したのではなく、
満額を受け取った上でFAとなり、自分の意思でブレイザーズに戻ったというわけです。
🏁 まとめ
- バイアウト:双方の合意で契約解除、減額が基本
- ウェイブ:チーム主導で契約解除、満額支払いが基本
- リラードの復帰劇は、ウェイブ(+ストレッチ)→FA→再契約というパターン!
NBAの契約制度は少し複雑ですが、こうした知識があるとオフシーズンの動きも何倍も面白く見えるようになります。
広告!
サイト運営のためにご協力いただければ嬉しいです!
NBA関連グッズアフィリエイト参加中♪
楽天スポーツゾーンです!NBAグッズ多数!
よろしければこちらから購入ください🙏
お願いします!
コメント