2025年6月30日、NBAは2025-26シーズンのサラリーキャップやタックスライン、エプロン制限などを発表しました。
昨シーズンからの上昇率は約13.1%で、キャップ総額は史上最高の$154,647,000。この数字は、今後のFA市場やチーム戦略に大きな影響を与えるものです。
サラリーキャップとタックスラインの概要
サラリーキャップ(Salary Cap)とは、チームが選手に支払える年俸総額の基本上限を指します。NBAではこの制度を通じて、チーム間の戦力格差を抑える目的があります。
一方、タックスライン(贅沢税ライン)は、キャップ上限をさらに超えた際の“超過課税基準”。このラインを超えるチームには、贅沢税が課せられ、補強の自由度も制限される設計です。
項目 | 2024-25 | 2025-26 | 増加額 |
---|---|---|---|
サラリーキャップ | $136,719,000 | $154,647,000 | +$17,928,000 |
タックスライン | $165,186,000 | $187,895,000 | +$22,709,000 |
最低チーム年俸 | – | $139,182,000 | – |
これらのラインは選手獲得、トレード、契約延長に大きく関係し、今季の補強動向を左右する基準値といえます。
エプロンラインと補強制限
- ファーストエプロン:$195,945,000
- セカンドエプロン:$207,824,000
補足: セカンドエプロンを超えたチームは、サイン&トレードの禁止、複数年契約制限、将来の指名権制約など、チーム編成に厳しい制限がかかります。
ミッドレベル例外(MLE)とは?
サラリーキャップを超えていても、限られた金額で選手を獲得できる例外条項が「ミッドレベル例外(MLE)」です。
これは、キャップ制限がある中でも中堅〜ベテラン選手の契約機会を残すための制度です。
チーム状況 | MLE上限額 | 特徴 |
---|---|---|
非納税チーム | $14,104,000 | 最も柔軟な契約が可能(複数年OK) |
納税チーム | $5,685,000 | 契約内容や年数に制限あり |
キャップスペースありチーム | $8,781,000 | キャップ枠を残すチーム向けの中間レベル |
🔍 MLEのポイント:
- 強豪チームが戦力維持・補強に使う重要枠
- FA市場で中堅〜ベテラン選手の移籍が活発化
- 各MLEには年数・契約条件の上限が存在(戦略性が問われる)
レブロン・ジェームズの契約に見るキャップの影響
今回のサラリーキャップ上昇に関連して、レブロン・ジェームズの契約が注目されています。2025-26シーズン、レブロンはレイカーズと年俸5,260万ドル(予想)で満額契約。これはサラリーキャップ($154,647,000)の約34%に相当します。
この満額契約により、レイカーズは:
- キャップスペースの圧迫
- タックスライン超えによる贅沢税の発生
- エプロンライン到達のリスク(補強制限発動)
- MLEの使用制限
- サイン&トレード不可などの制約
ポイント:スーパースターの大型契約は、金額以上にチームの補強の自由度に大きな影響を与えます。キャップ管理は戦力構築の土台そのものであり、契約1つがオフの戦略全体に波及します。
まとめ – サラリーキャップの理解がオフの鍵
今季はサラリーキャップ・タックスラインともに過去最高額に更新され、オフシーズンの補強戦略に新たな地殻変動をもたらしています。
特に、
- セカンドエプロンを超えるかどうか
- MLEの使い方
- タックスを払ってでも補強するのか
といった判断が、優勝争いに直結する要素になりそうです。
✅ この記事のポイントまとめ
- 💰 サラリーキャップ:$154M超(前年比+13%)
- ⚠️ タックスライン/エプロンの超過で制限強化
- 🧩 MLEの活用が中堅FA選手の獲得を左右する
- 🧠 レブロンの満額契約がチーム全体の補強戦略に影響
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