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NBA 24-25 2025.6.14 NBAFinals サンダー 対 ペイサーズ

NBA

今日の注目試合  サンダー(OKC) 対 ペイサーズ(IND)

試合の背景

NBAファイナルは第4戦を迎え、インディアナポリスでペイサーズとサンダーが激突します。現在、ペイサーズが2勝1敗でシリーズをリードしており、これまでのプレーオフ全シリーズでも2勝1敗のリードを経験してきました。

サンダーはウェスタン・カンファレンス2回戦のデンバー戦でも同じようなビハインドから逆転でシリーズを制しており、今回も巻き返しを狙っています。両チームともこれまでのアプローチを大きく変えることなく、自分たちの強みを信じて戦い抜く姿勢を見せています。ペイサーズは「アンダードッグ」としての結束力と粘り強さを武器に、サンダーはシーズンを通じて培ってきた安定感と修正力で勝負を挑みます。

ペイサーズの状況

ペイサーズは今シリーズでも「アンダードッグ」としての結束力を発揮し、2勝1敗とリードを保っています。第3戦ではタイリース・ハリバートンがシリーズ最高の22得点、11アシスト、9リバウンドを記録し、攻守両面でチームを牽引しました。

ハリバートンはファイナルの緊張と興奮で睡眠不足が続いていると語りつつも、「この瞬間を楽しんでいる」と前向きな姿勢を見せています。マイルズ・ターナーは体調不良を抱えながらも、試合終盤に重要なブロックやリバウンドで勝利に貢献しました。

カーライル監督は「全力の覚悟がなければ勝てない」と語り、チーム全体で集中力と闘志を高めています。ペイサーズは第4クォーターでの強さも光り、シリーズ2勝の試合で合計67-43とサンダーを上回っています。

サンダーの状況

サンダーは今シリーズで初めて2勝1敗とビハインドを背負う形となりましたが、レギュラーシーズンやこれまでのプレーオフで連敗が非常に少なく、安定した戦いぶりが特徴です。

シェイ・ギルジャス=アレクサンダーは「自分たちのバスケットを貫くことが大切」と語り、チームとして守備の再徹底を誓っています。第3戦ではペイサーズにフィールドゴール成功率51.8%を許し、特に終盤のディフェンスが課題となりました。ジェイレン・ウィリアムズも「得点が伸びると守備が疎かになる傾向がある」と反省し、ディフェンスの細部にまでこだわる必要性を強調しています。

第4戦では守備と集中力を取り戻し、シリーズをタイに戻すことが求められます。

ペイサーズの注目選手

タイリース・ハリバートンは第3戦で22得点、11アシスト、9リバウンドとオールラウンドな活躍を見せ、シリーズを通じてチームの司令塔として機能しています。彼のゲームコントロール力とクラッチタイムでの勝負強さが、ペイサーズの攻撃のリズムを作っています。

マイルズ・ターナーは体調不良ながらも要所での守備力が光り、リムプロテクターとしての存在感を発揮。今後の体調回復とともに、さらなる活躍が期待されます。

また、ペイサーズは第4クォーターでの集中力が高く、ベンチメンバーの貢献も勝利のポイントとなっています。

サンダーの注目選手

シェイ・ギルジャス=アレクサンダーは今季MVPとして攻守の中心を担い、ファイナルでも高い得点力とリーダーシップを発揮しています。

ジェイレン・ウィリアムズは守備や得点でチームにエネルギーをもたらし、チェット・ホルムグレンもリバウンドやブロックで存在感を示しています。

サンダーは全員バスケットを徹底し、多彩なラインナップで戦う柔軟性が強みです。第4戦では特にディフェンス意識を高め、終盤の失点を抑えることがシリーズ巻き返しのカギとなります。

注目試合の解説  OKC 111 – 104 IND

試合結果

オクラホマシティ・サンダーはイン4ディアナポリスで行われたNBAファイナル第4戦で、インディアナ・ペイサーズを111-104で下し、シリーズを2勝2敗のタイに戻しました。この試合は両チームにとって非常に重要な一戦となり、サンダーは第3クォーター終盤まで二桁リードを許す苦しい展開でしたが、第4クォーターで見事な逆転劇を演じました。

特に終盤のラスト5分間での猛攻が光り、サンダーは再びホームコートアドバンテージを手にしてシリーズの流れを引き戻しました。これでファイナルは残り最大3試合の短期決戦となり、ますます緊張感が高まっています。

サンダーの注目選手の活躍

サンダーの勝利を決定づけたのは、やはりMVPのシェイ・ギルジャス=アレクサンダーでした。

彼はこの試合で35得点を記録し、そのうち15得点を残り4分38秒からの終盤に集中させ、圧倒的な存在感を見せつけました。特に試合の最後、サンダーが16-7のランで締めくくる中、SGAはほぼすべての得点を一人で叩き出し、まさに“クラッチタイムの王者”ぶりを発揮しました。

ジェイレン・ウィリアムズも27得点と攻撃を支え、アレックス・カルーソは20得点、チェット・ホルムグレンは14得点15リバウンドと、主力全員が要所で大きな働きを見せました。サンダーはこの試合でシーズン最少となる3本の3ポイントしか決められませんでしたが、インサイドやフリースロー、そして粘り強い守備で勝利を引き寄せました。

ペイサーズの注目選手の活躍

ペイサーズではパスカル・シアカムが20得点8リバウンド5アシスト5スティールと攻守に渡ってチームを牽引しました。タイリース・ハリバートンも18得点7アシストを記録し、オビ・トッピンは17得点で第3クォーター終盤には豪快なダンクを決めて会場を沸かせました。

特にシアカムは試合を通じて攻守両面で存在感を発揮し、ハリバートンも要所でアシストや得点を重ねてチームをリードしました。

しかし、第4クォーターに入るとサンダーのディフェンスに苦しみ、終盤は得点が伸び悩みました。ベンチメンバーも奮闘しましたが、最後は主力陣の得点が止まり、悔しい逆転負けとなりました。

序盤戦

試合はペイサーズが序盤から高い集中力を見せ、開始5分で20得点を奪うなど非常にアグレッシブな立ち上がりを見せました。サンダーはこのシーズンで2度目となる速攻失点を許し、やや受け身の展開となりました。第2クォーターには両チームのフィジカルなぶつかり合いが激しさを増し、トッピンとカルーソ、トッピンとドートの間でフレグラントファウルが出るなど、プレーオフらしい緊張感の高い試合となりました。前半終了間際、ペイサーズは15-6のランでリードを広げ、60-57でハーフタイムを迎えました。

終盤戦

第3クォーター終盤、ペイサーズはオビ・トッピンのベースラインダンクで86-76と今シリーズ初の二桁リードを奪い、会場のボルテージは最高潮に達しました。

しかし、サンダーはここから粘りを見せ、13-3のランで第4クォーター序盤に同点に追いつきます。その後も91-91、95-95、97-97と何度も同点が続く白熱した展開となりました。

勝負を分けたのは残り2分23秒、ギルジャス=アレクサンダーがステップバックジャンパーを決めてサンダーが逆転。そのままサンダーがリードを守り切り、ペイサーズは最後の3分20秒間でフィールドゴールを1本も決められず、悔しい逆転負けを喫しました。

まとめと次戦

この試合でサンダーはまさに崖っぷちからの大逆転でシリーズの流れを引き戻しました。ペイサーズは主導権を握りながらも、終盤の失速とサンダーのMVPギルジャス=アレクサンダーの爆発に屈し、ホームでの連勝を逃しました。

これでシリーズは2勝2敗のタイとなり、ファイナルは残り最大3試合の短期決戦に突入します。第5戦はオクラホマシティで行われ、サンダーはホームで勢いを取り戻す絶好のチャンスを迎えます。一方、ペイサーズはアウェーで再び粘り強さを発揮し、王手をかけることができるか注目されます。シリーズの行方はますます混沌としてきました。

今日の全試合結果と今日時点の順位は次のページで

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