今日の注目試合 ニックス(NYK) 対 ペイサーズ(MIN)
試合の背景
インディアナ・ペイサーズは、2000年以来となるNBAファイナル進出まであと2勝と迫り、イースタン・カンファレンス決勝でニューヨーク・ニックスをホームに迎えて第3戦に臨みます。シリーズはペイサーズが2勝0敗とリードしており、敵地ニューヨークで2連勝を収めた勢いのまま、インディアナポリスでの試合でシリーズをさらに優位に進めようとしています。
ペイサーズの状況

ペイサーズは、誰がヒーローになるかわからない多彩な攻撃を武器に、2試合連続で異なる選手が主役となり勝利を重ねています。第1戦ではタイリース・ハリバートンとアーロン・ネスミスが大活躍し、第2戦ではパスカル・シアカムが39得点を挙げて試合を支配しました。チーム全体として「誰が得点するかにこだわらず、流れに応じてベストを尽くす」姿勢が特徴です。ホームでの第3戦に勝てば、シリーズ突破に大きく前進しますが、リック・カーライルHCは油断を戒め、さらなる集中を求めています。
ニックスの状況

ニックスはジェイレン・ブランソンが第1戦で43点、第2戦で36点と孤軍奮闘していますが、守備の綻びや要所でのミスが響き、2連敗を喫しています。第2戦ではカール=アンソニー・タウンズがシアカムの守備に苦戦し出場時間が制限される中、ミッチェル・ロビンソンがベンチから奮闘しました。チームは「一戦一戦に集中し、全員で立て直す」ことを掲げ、逆転突破を目指しています。
ペイサーズの注目選手

ペイサーズは、タイリース・ハリバートンが第1戦で31得点11アシスト、アーロン・ネスミスが30得点(3P8本成功)、第2戦ではパスカル・シアカムが39得点と、試合ごとに異なる選手が主役となるのが強みです。特にシアカムは高確率のシュートで攻撃を牽引し、チームの多様性と結束力を象徴する存在となっています。
ニックスの注目選手

ニックスではジェイレン・ブランソンが連戦で高得点を記録し、攻撃の中心としてチームを牽引しています。第2戦では11アシストも記録しましたが、終盤の3ポイントシュートを外すなど、あと一歩及びませんでした。また、ミッチェル・ロビンソンが守備・リバウンドで貢献し、ジョシュ・ハートもロビンソンの起用増を訴えるなど、チーム全体での巻き返しを目指しています。
注目試合の解説 NYK 106 – 100 IND
試合結果
ニューヨーク・ニックスは敵地でインディアナ・ペイサーズに106-100で逆転勝利し、イースタン・カンファレンス決勝でシリーズ1勝2敗としました。ニックスは前半に最大20点差をつけられながらも粘り強く追い上げ、今年のプレーオフで3度目となる20点差からの逆転勝利を達成しました。
ペイサーズの注目選手の活躍

ペイサーズはタイリース・ハリバートンが20得点6アシスト、マイルズ・ターナーが19得点、パスカル・シアカムが17得点と主力がバランスよく得点しました。試合中盤には連続得点でリードを広げる場面もありましたが、終盤はニックスの猛追を止めきれませんでした。
ニックスの注目選手の活躍

カール=アンソニー・タウンズが第4クォーターだけで20得点、合計24得点15リバウンドと大爆発し、逆転劇の立役者となりました。ジェイレン・ブランソンはファウルトラブルに苦しみながらも23得点、OG・アヌノビーが16得点3ブロック、ミケル・ブリッジズが15得点2スティールと続きました。
序盤戦
第1クォーターはブランソンの活躍で接戦となりましたが、第2クォーター以降はペイサーズが連続得点でリードを広げ、前半残り3分20秒には20点差(55-35)まで開きました。ニックスはファウルトラブルやシュート不調に苦しみながらも、徐々に点差を縮めていきました。
終盤戦

第4クォーターに入るとタウンズが攻守で躍動し、3ポイントやドライブで得点を重ねて一気に逆転。ブランソンのレイアップで残り7分10秒にリードを奪い、その後もリードを守り切りました。終盤はペイサーズの追撃をフリースローで振り切り、ニックスが勝利を手にしました。
まとめと次戦

ニックスはアウェーで貴重な1勝を挙げ、シリーズを1勝2敗としました。第4戦もインディアナで行われ、ニックスが連勝でタイに持ち込むか、ペイサーズが王手をかけるか注目されます。