今日の注目試合 ペイサーズ(IND) 対 ニックス(NYK)
試合の背景
インディアナ・ペイサーズとニューヨーク・ニックスは、昨季に続きイースタンカンファレンス決勝で再び対戦します。両チームとも準決勝で強敵を下しており、ペイサーズは第1シードのクリーブランド・キャバリアーズを5戦で、ニックスは前王者ボストン・セルティックスを6戦で撃破しました。第1戦はニューヨークで行われます。
ペイサーズの状況

ペイサーズはタイリース・ハリバートンを中心に、バランスの取れたチームバスケットで勝ち上がってきました。レギュラーシーズンのニックス戦で唯一勝利した試合では、ベネディクト・マサリンがキャリアハイの38得点・3ポイント7本成功、ハリバートンも35得点14アシストと大活躍。プレーオフでもハリバートンは安定した貢献を続けており、リック・カーライル監督は「勝敗を分けるのはルーズボールへの執着心やチーム全体の努力」と強調しています。
ニックスの状況

ニックスはジェイレン・ブランソンを中心に、カール=アンソニー・タウンズがレギュラーシーズンのペイサーズ戦で平均30.3得点12.0リバウンドと支配的な活躍を見せました。セルティックス戦では3ポイントが不調(19本中3本成功)でしたが、リバウンドやインサイドでの存在感は健在です。トム・シボドー監督は「シリーズごとにリセットし、目の前の試合に集中する」と語り、準備に余念がありません。
ペイサーズの注目選手

タイリース・ハリバートンは得点とアシストの両面でチームの司令塔。ベネディクト・マサリンは外角からの爆発力があり、複数の選手が得点を分担するスタイルが強みです。チーム全体のハードワークと連携が勝利のカギとなります。
ニックスの注目選手

ジェイレン・ブランソンは攻守のリーダーであり、カール=アンソニー・タウンズはインサイドでの得点力とリバウンドが武器。OG・アヌノビーやミカル・ブリッジズら脇を固める選手の活躍も重要で、シリーズの流れを左右します。
注目試合の解説 IND 138 – 135 NYK
試合結果
イースタン・カンファレンスファイナル第1戦は、インディアナ・ペイサーズがニューヨーク・ニックスを延長の末138-135で破り、シリーズ先勝を飾りました。ペイサーズは第4クォーター残り3分を切って14点差を追う絶体絶命の展開から、アーロン・ネスミスの連続3ポイントやタイリース・ハリバートンのブザービーターで同点に追いつき、延長戦で競り勝ちました。延長終盤にはアンドリュー・ネムハードのレイアップで逆転し、さらにオビ・トッピンのダンクでリードを広げ、最後はニックスの3ポイントが決まらず、激戦を制しました。
ペイサーズの注目選手の活躍

タイリース・ハリバートンは31得点11アシストと攻守にわたりチームをけん引し、試合終了間際には土壇場で同点に追いつくジャンパーを沈めました。アーロン・ネスミスは3ポイント8本を含む30得点と大爆発し、第4クォーター終盤で連続3ポイントを決めて大逆転の立役者となりました。アンドリュー・ネムハードは延長残り26秒で勝ち越しのレイアップを決め、パスカル・シアカムも17得点5リバウンド6アシストとバランスよく貢献しました。
ニックスの注目選手の活躍

ジェイレン・ブランソンは43得点5アシスト、カール=アンソニー・タウンズは35得点12リバウンドと主力が奮闘しました。ミケル・ブリッジズとOG・アヌノビーもそれぞれ16得点を挙げましたが、第4クォーターにブランソンがファウルトラブルでベンチに下がっている間にリードを広げたものの、終盤の守備の乱れとターンオーバーが響き、歴史的な逆転負けを喫しました。
試合展開

ニックスは第4クォーター中盤に14-0のランでリードを広げ、勝利目前に迫りましたが、ペイサーズはネスミスの連続3ポイントで猛追し、ハリバートンが残り0秒で同点ジャンパーを決めて延長戦に持ち込みました。延長ではネムハードのレイアップやトッピンのダンクで勝負を決定づけ、ペイサーズが粘り勝ちしました。
まとめと次戦

ペイサーズは今プレーオフで何度も土壇場からの逆転劇を演じており、今回もその粘り強さを発揮しました。ニックスは主力の活躍が光りましたが、終盤の守備の乱れとターンオーバーが致命傷となりました。第2戦は金曜日にニューヨークで行われます。