今日の注目試合 ウルブズ(MIN) 対 サンダー(OKC)
試合の背景
オクラホマシティ・サンダーとミネソタ・ティンバーウルブズがウェスタンカンファレンス決勝で激突します。サンダーはデンバー・ナゲッツとの第7戦を制したばかりで、中1日という短い休養でシリーズ初戦を迎えます。一方、ティンバーウルブズはゴールデンステート・ウォリアーズを5戦で下し、6日間の余裕をもって準備を整えています。両チームとも今季リーグ屈指のディフェンス力を誇り、サンダーは今プレーオフ11試合でディフェンシブレーティング101.6(1位)、ティンバーウルブズも106.8(2位)と堅守が光ります。
サンダーの状況

サンダーは2016年以来のカンファレンス決勝進出で、2012年以来のファイナル進出を目指します。エースのシャイ・ギルジャス=アレキサンダーは今プレーオフ平均29.0得点、6.4アシスト、5.9リバウンドとMVP級の活躍を見せており、守備でもチームを牽引。従兄弟のニキール・アレクサンダー=ウォーカー(ティンバーウルブズ)との直接対決も注目ポイントです。サンダーは今季レギュラーシーズンでティンバーウルブズと2勝2敗、ホームでも1勝1敗と互角の戦いを繰り広げています。
ティンバーウルブズの状況

ティンバーウルブズは2年連続のカンファレンス決勝進出で、球団史上初のNBAファイナル進出を狙います。アンソニー・エドワーズは今プレーオフ平均26.5得点、8.0リバウンド、5.9アシストと攻守で存在感を発揮。守備ではルディ・ゴベアが要となり、レギュラーシーズンの直接対決では1試合のみ出場しています。チームはシリーズごとに6日間の休養を挟み、コンディション面で有利です。
サンダーの注目選手

シャイ・ギルジャス=アレキサンダーは攻守の中心であり、クラッチタイムでの得点力とリーダーシップが際立ちます。チェット・ホルムグレンやジェイレン・ウィリアムズも守備とリバウンドで貢献し、ローテーションの厚さが強みです。
ティンバーウルブズの注目選手

アンソニー・エドワーズは攻撃の中心であり、リバウンドやアシストでも高い貢献度を誇ります。ルディ・ゴベアはインサイドでの守備力が鍵となり、ジュリアス・ランドルやニキール・アレクサンダー=ウォーカーも得点源として期待されます。
注目試合の解説 MIN 88 – 114 OKC
試合結果
オクラホマシティ・サンダーはホームでミネソタ・ティンバーウルブズを114-88で下し、ウェスタン・カンファレンスファイナル第1戦を制しました。サンダーは後半に一気に流れを引き寄せ、最大26点差をつけて快勝。シリーズ初戦で主導権を握りました。
サンダーの注目選手の活躍

シェイ・ギルジャス=アレクサンダーが31得点(後半だけで20得点)を挙げ、特に第3クォーター以降で攻撃をけん引しました。前半は2/13と苦しみましたが、後半は8/14と高確率でシュートを決め、アグレッシブなドライブとクラッチプレーでチームを勢いづけました。ケンリッチ・ウィリアムズは第3クォーターに連続得点で流れを作り、チェット・ホルムグレンもスピニングダンクなどで会場を沸かせました。
ティンバーウルブズの注目選手の活躍

ジュリアス・ランドルは28得点(前半20得点、後半8得点)と前半は好調でしたが、後半はサンダーの守備に抑えられました。アンソニー・エドワーズは18得点(13本中5本成功)と本来の得点力を発揮できず、サンダーのペイントパック守備に苦しみました。ウルブズは前半はリードを奪いましたが、後半のオフェンスが停滞しました。
序盤戦

前半はランドルの3ポイント(5/6)などでウルブズが48-44とリードして折り返し。サンダーはギルジャス=アレクサンダーが2/13と苦しみながらも、4点差で踏みとどまりました。
終盤戦
第3クォーターにサンダーが10-0のランで逆転し、ウィリアムズの連続得点などで一気に点差を広げました。第4クォーターもギルジャス=アレクサンダーがクラッチプレーを連発し、ホルムグレンのダンクなどで完全に流れを掌握。ウルブズは最後まで反撃の糸口をつかめませんでした。
まとめと次戦

サンダーは後半の守備とギルジャス=アレクサンダーの爆発力でシリーズ初戦を快勝。ウルブズはランドルとエドワーズの得点力を活かすための修正が必要です。第2戦は木曜日にオクラホマシティで行われます。