今日の注目試合 セルティックス(BOS) 対 ニックス（NYK)
試合の背景
デンバー・ナゲッツとオクラホマシティ・サンダーは、ウェスタンカンファレンス準決勝の第7戦をオクラホマシティで迎えます。サンダーはレギュラーシーズン68勝を挙げた第1シードですが、ナゲッツが第6戦で勝利し、シリーズは最終決戦にもつれ込みました。ナゲッツは選手層の薄さという課題に加え、主力アーロン・ゴードンの左ハムストリング負傷による出場可否が試合直前まで不透明な状況です。
ナゲッツの状況
ナゲッツはアーロン・ゴードンが「試合直前の判断」となっており、出場できなければペイトン・ワトソンら控え選手の奮起が不可欠です。ゴードンはシリーズ平均14.5得点・9.2リバウンドでチームの攻守の要。ニコラ・ヨキッチはシリーズ序盤こそ苦しみましたが、直近2試合では平均36.5得点・14.5リバウンド・FG66.7％と絶好調。経験豊富なナゲッツは、今季すでにクリッパーズとの第7戦を制しており、逆転突破の実績もあります。
サンダーの状況
サンダーは若手主体ながらも、シーズンを通じて深いローテーションと組織力で戦ってきました。シャイ・ギルジャス＝アレキサンダーとルーゲンツ・ドートは2020年の第7戦経験者で、チームを精神的にも支えます。指揮官マーク・デイグノーは「どんな状況でも自分たちのバスケットを貫く」と語り、ローテーションを大きく変えずに臨む方針です。ジェイレン・ウィリアムズは直近3試合でFG23.3％と不調ですが、チェット・ホルムグレンら若手の成長とチーム全体の集中力が勝敗を左右します。
ナゲッツの注目選手
ニコラ・ヨキッチは直近2試合で平均36.5得点・14.5リバウンド・1.5ターンオーバー、FG成功率66.7％と圧倒的なパフォーマンスを見せています。アーロン・ゴードンの出場可否が大きな焦点で、欠場の場合はペイトン・ワトソンら控え選手の役割が増します。ジャマール・マレーやクリスチャン・ブラウンのサポートも重要です。
サンダーの注目選手
シャイ・ギルジャス＝アレキサンダーは攻守の中心であり、クラッチタイムでのリーダーシップが際立ちます。チェット・ホルムグレンやルーゲンツ・ドートも守備とリバウンドで貢献。ジェイレン・ウィリアムズのシュート復調が勝利の鍵となり、チーム全体の一体感とローテーションの深さがシリーズ突破のポイントです。
注目試合の解説 DEN 93 – 125 OKC
試合結果
オクラホマシティ・サンダーはホームでデンバー・ナゲッツを125-93で圧倒し、シリーズ4勝3敗でウェスタン・カンファレンスファイナル進出を決めました。サンダーは第2クォーターで一気に主導権を握り、後半もリードを広げて快勝。2016年以来となるカンファレンスファイナル進出となります。次戦は火曜日からミネソタ・ティンバーウルブズと対戦します。
サンダーの注目選手の活躍
シェイ・ギルジャス＝アレクサンダーが35得点とエースの貫禄を見せ、ジェイレン・ウィリアムズが24得点でサポートしました。カソン・ウォレスは守備と速攻で存在感を発揮し、チーム全体で高い集中力とエネルギーを維持。第2クォーターで39-20と圧倒し、以降は危なげなくリードを保ちました。
ナゲッツの注目選手の活躍
ニコラ・ヨキッチは20得点9リバウンド7アシストと奮闘しましたが、チーム全体でオフェンスが停滞。アーロン・ゴードンは左ハムストリングを痛めながらも強行出場し、8得点11リバウンドを記録しましたが、本来のパフォーマンスには及びませんでした。
序盤戦
ナゲッツは第1クォーターに最大11点リードを奪いましたが、サンダーが第2クォーター開始直後から流れを引き寄せ、前半終了時には60-46と逆転。第3クォーター序盤にはゴードンのフレグラントファウルでサンダーがさらに勢いを増し、ウィリアムズやウォレスの得点でリードを拡大しました。
終盤戦
後半もサンダーが主導権を握り続け、カソン・ウォレスの速攻ダンクなどで会場は大歓声。ナゲッツはヨキッチ中心に反撃を試みるも、点差を縮めることができず、サンダーが余裕を持って勝利を収めました。
まとめと次戦
サンダーは若いチームながらシリーズを通じて成長を見せ、リーグ最高勝率の実力を証明。カンファレンスファイナルでは勢いそのままにミネソタと対戦します。ナゲッツはヨキッチの奮闘も及ばず、連覇の夢はここで潰えました。
