今日の注目試合 セルティックス(BOS) 対 ニックス(NYK)
試合の背景
ボストン・セルティックスとニューヨーク・ニックスのイースタンカンファレンス準決勝は、ニックスが3勝2敗とリードしていますが、セルティックスはエースのジェイソン・テイタムのアキレス腱断裂という大きな逆境を乗り越え、第5戦で127-102の快勝を収めました。これでシリーズは第6戦をニューヨークで迎え、セルティックスは勢いに乗って2連勝での逆転突破を狙います。
セルティックスの状況

テイタム不在にもかかわらず、セルティックスは今季10勝2敗(プレーオフ2勝0敗)と高い勝率を維持。第5戦ではデリック・ホワイトが7本の3ポイントを含む34得点、ジェイレン・ブラウンが26得点12アシスト8リバウンドと攻守でチームをけん引しました。クリスタプス・ポルジンギスはウイルス性疾患で後半を欠場しましたが、代役のルーク・コーネットが10得点9リバウンド7ブロックと大活躍。チーム全体で6人が2桁得点を記録し、総合力の高さを見せました。
ニックスの状況

ニックスは第5戦で前半は競り合いましたが、後半に25点差をつけられ失速。ジェイレン・ブランソンが22得点でリーダーシップを発揮しましたが、ファウルトラブルで終盤に退場。ジョシュ・ハートが24得点(3ポイント5本)と奮闘した一方、OG・アヌノビーやミカル・ブリッジズはシュート不調に苦しみました。チーム全体のFG成功率は35.8%と低調で、攻撃の立て直しが急務です。
セルティックスの注目選手

デリック・ホワイトは第5戦で34得点と爆発し、ジェイレン・ブラウンもオールラウンドな活躍でチームをけん引しています。ルーク・コーネットはブロックとリバウンドで守備の要となり、ポルジンギス不在時の穴を埋めています。チーム全体の連携力と積極性が勝利の原動力です。
ニックスの注目選手

ジェイレン・ブランソンは攻撃の中心として安定した得点力を発揮し、ジョシュ・ハートも外角シュートでチームを支えています。OG・アヌノビーやミカル・ブリッジズのシュート復調が勝利の鍵となり、守備面では全体の連携強化が求められます。
注目試合の解説 BOS 81 – 119 NYK
試合結果
ニューヨーク・ニックスはホームでボストン・セルティックスを119-81で圧倒し、シリーズ4勝2敗でイースタン・カンファレンスファイナル進出を決めました。ニックスがカンファレンスファイナルに進出するのは25年ぶりで、次戦はインディアナ・ペイサーズと対戦します。試合は前半からニックスが主導権を握り、最大41点差をつけるなど一方的な展開となりました。
ニックスの注目選手の活躍

ジェイレン・ブランソンとOG・アヌノビーがそれぞれ23得点を記録し、ミカル・ブリッジズが22得点、カール=アンソニー・タウンズが21得点と、主力がバランスよく得点を重ねました。ジョシュ・ハートは10得点、11リバウンド、11アシストのトリプルダブルを達成し、攻守にわたってチームを支えました。チーム全体で高い集中力を保ち、38点差はニックスのプレーオフ史上最大の勝利マージンとなりました。
セルティックスの注目選手の活躍

ジェイレン・ブラウンが20得点で気を吐きましたが、ジェイソン・テイタムを第4戦でアキレス腱断裂で失った影響が大きく、攻撃力が大きく低下しました。第3クォーターには41点差までリードを広げられ、主力は早々にベンチに下がるなど、最後まで反撃の糸口をつかめませんでした。
序盤戦
第1クォーターからニックスがリードを奪い、第2クォーター中盤には13-3のランで一気に点差を広げました。デュース・マクブライドのチェイスダウンブロックやハートの連続バスケットなどで流れを完全に掌握し、前半終了時点で64-37と27点差をつけました。
終盤戦

第3クォーターにはさらにリードを広げ、セルティックスは主力を下げて早々に白旗を上げる展開に。ニックスは最後まで集中力を切らさず、ベンチメンバーも含めて得点を重ねました。試合終了と同時にマディソン・スクエア・ガーデン内外は大歓声と祝福ムードに包まれました。
まとめと次戦

ニックスは25年ぶりのカンファレンスファイナル進出を決め、インディアナ・ペイサーズと対戦します。主力の安定した得点力とハートのトリプルダブル、チーム全体の守備力が際立った一戦となりました。セルティックスはテイタム離脱の影響を最後まで克服できず、王座防衛は叶いませんでした。