今日の注目試合 ウォリアーズ(GSW)対ロケッツ(HOU)
試合の背景
ヒューストン・ロケッツはウェスタンカンファレンス1回戦の第2戦で、ゴールデンステート・ウォリアーズをホームに迎えます。第1戦はロケッツが95-85で敗れ、シリーズを1勝1敗に戻すためには攻撃面の改善が不可欠となっています。ロケッツはリバウンドで優位に立ちながらも得点に結びつけられず、ホームコートアドバンテージを失う形となりました。
ロケッツの状況
ロケッツは第1戦で22本のオフェンスリバウンドを奪いながら、フィールドゴール成功率39.1%(87本中34本)とシュート精度に苦しみました。特に3ポイントは29本中6本と不振で、セカンドチャンス得点も伸び悩みました。ジャバリ・スミスJr.がベンチから11得点6リバウンドと健闘し、終盤には最大23点差を一時4点差まで詰め寄る粘りも見せました。イメ・ウドカ監督は「攻撃面の修正が必要」と強調しています。
ウォリアーズの状況

前戦ではウォリアーズはステフィン・カリーが31得点、3ポイント5本を沈めて勝利の立役者となりました。チーム全体でも3ポイント12本成功とロケッツを圧倒し、フィールドゴール成功率も47.4%と高水準でした。新加入のジミー・バトラーも第1戦で25得点7リバウンド6アシスト5スティールと攻守で存在感を発揮しています。バトラーはプレーインでも38得点を記録するなど好調を維持しています。
ロケッツの注目選手


ジェイレン・グリーン(平均21得点)とアルペレン・シェングン(平均19.1得点、10.3リバウンド)がチームの中心です。特にグリーンは攻撃の起点として、シェングンはリバウンドとインサイドでの得点で活躍が期待されます。ジャバリ・スミスJr.もベンチからのエネルギー源として注目されます。
ウォリアーズの注目選手

ステフィン・カリーは第1戦で31得点を挙げ、クラッチタイムの3ポイントで流れを引き寄せました。ジミー・バトラーは攻守両面でチームを引っ張り、今シリーズでも安定した活躍が期待されます。両者のコンビネーションがウォリアーズの勝利の鍵となります。
注目試合の解説 GSW 94 – 109 HOU
試合結果
ヒューストン・ロケッツはホームでゴールデンステート・ウォリアーズを109-94で下し、ウェスタン・カンファレンス1回戦のシリーズを1勝1敗のタイに戻しました。ロケッツは試合開始から主導権を握り、ウォリアーズに一度もリードを許さず快勝しました。ウォリアーズはジミー・バトラーが第1クォーター終盤に負傷退場し、以降は主力を欠いた状態で戦いました。
ロケッツの注目選手の活躍

ジェイレン・グリーンが8本の3ポイントを含む38得点を記録し、攻撃の中心として大活躍しました。
グリーンはプレーオフデビュー戦での不調を払拭し、積極的な姿勢で試合を支配しました。アルペレン・シェングンは17得点16リバウンドとインサイドで存在感を発揮し、タリ・イーソンもベンチから14得点を挙げてチームに勢いをもたらしました。ヘッドコーチのイメ・ユドカも「グリーンとシェングンが同時に好調なら我々は止められない」と称賛しました。
ウォリアーズの注目選手の活躍

ステフィン・カリーは20得点9アシストを記録し、NBAプレーオフ通算4,000得点を突破しました。
しかし、バトラーの負傷離脱やブランドン・ポジエムスキーの体調不良もあり、チーム全体としては攻撃が伸び悩みました。第4クォーターにクインテン・ポストの連続3ポイントなどで一時11点差まで追い上げましたが、最後まで逆転することはできませんでした。
序盤戦

試合序盤からロケッツが積極的に攻め、グリーンの得点でリードを広げました。ウォリアーズはバトラーが第1クォーター終盤に骨盤を痛めて退場し、流れをつかめませんでした。
ロケッツは第2クォーター以降もグリーンの3ポイントやシェングンのリバウンドで主導権を維持し、前半終了時点でリードを保ちました。
終盤戦

第4クォーター序盤、ウォリアーズが9-0のランで11点差まで迫りましたが、グリーンがフレグラントファウルを受けた後、すぐにステップバック3ポイントを決めるなど、ロケッツが再び流れを引き戻しました。
その後もイーソンの得点やディフェンスでリードを広げ、残り5分半で99-80と突き放し、試合を決定づけました。ウォリアーズは終盤にテクニカルファウルやターンオーバーも重なり、最後まで反撃の糸口をつかめませんでした。
まとめと次戦
ロケッツはグリーンの爆発的な得点力とシェングンの安定した活躍でシリーズをタイに戻し、勢いを取り戻しました。ウォリアーズはバトラーの怪我の状態が次戦に大きく影響しそうです。第3戦は日曜日にゴールデンステートのホームで行われ、シリーズの流れを左右する重要な一戦となります。