NBAを語るうえで欠かせないワード「マックス契約」。スター選手が契約を結ぶときに「マックスで延長」や「スーパーマックスの対象に」などと聞きますが、その意味は意外とややこしい…。
今回はその違いをわかりやすく整理し、2025年に話題になったルカ・ドンチッチの契約事例を紹介します。
✅ マックス契約とは?
マックス契約(Max Contract)は、選手が所属チームと結べる「最大限の契約」のこと。
ただし、すべての選手が同じ「最大額」で契約できるわけではなく、NBAでの経験年数によって上限が決まっています。
🔢 年数別のマックス契約上限(※サラリーキャップに対する割合)
経験年数 | 上限割合 | 備考 |
---|---|---|
0〜6年 | 25% | ルーキーや若手中心 |
7〜9年 | 30% | 中堅・オールスター常連クラス |
10年以上 | 35% | ベテランのスター選手など |
🚀 スーパーマックス契約とは?
スーパーマックス契約(Supermax)は、通常のマックス契約よりもさらに高額な契約が認められる特別なケースです。正式には「指定選手契約(Designated Player Extension)」と呼ばれます。
✅ 資格を得る条件(以下のいずれか)
- オールNBAチームに2回以上選出
- MVPを受賞
- 最優秀守備選手賞(DPOY)を受賞
さらに、「そのチームに在籍している」「ルーキー契約からの延長」などの細かい条件もあります。
📌 要するに:
“生え抜きスターに対してだけ許される”特別待遇の最大契約がスーパーマックスです。
👑 ルカ・ドンチッチの契約はどうだったのか?
2025年、ルカ・ドンチッチはダラス・マーベリックスからロサンゼルス・レイカーズへ移籍。
その後、3年/1億6500万ドルの延長契約をレイカーズと結びました。
🔍 契約のポイント
- 契約期間:2025–26〜2027–28シーズン(+2028–29にプレイヤーオプション付き)
- 総額:1億6500万ドル(3年)
- 契約形態:マックス契約(※スーパーマックスではない)
ルカは本来、ダラスに残っていれば5年/約3億4500万ドルのスーパーマックス契約が可能でした。
しかし、移籍によりスーパーマックスの資格を一時的に失ったため、今回は経験7年目相当の「30%枠」でマックス契約を結んだ形です。
🧠 なぜ3年契約にしたの?
最大限の年数・金額を追わなかった背景には、「2028年にさらに大きな契約を狙う」戦略があると見られています。
- 2028年にはNBA在籍10年目を迎え、スーパーマックス契約(35%枠)の資格を再び得られる
- サラリーキャップの上昇も見込まれ、5年/4億ドル超の契約が可能になる
つまり、今回の3年契約は「次の超大型契約への準備期間」でもあるわけです。
✍️ まとめ
用語 | 意味 | 主な対象 |
---|---|---|
マックス契約 | 経験年数に応じた最大年俸での契約 | 多くのスター選手 |
スーパーマックス契約 | 生え抜きスターが結べる特別な最大契約 | オールNBA・MVP等の実績あり選手 |
ルカ・ドンチッチは「今すぐ最大」よりも「未来の最大」を選んだ――。
その判断が、NBAのビジネスや選手人生にどう影響するのか、今後も注目していきたいですね。
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