今日の注目試合 ウルブズ(MIN) 対 ウォリアーズ(GSW)
試合の背景
ゴールデンステート・ウォリアーズとミネソタ・ティンバーウルブズのウェスタンカンファレンス準決勝は1勝1敗でサンフランシスコに舞台を移し、第3戦と第4戦が連続して開催されます。両チームは第1戦をウォリアーズ、第2戦をティンバーウルブズが制し、シリーズは拮抗した展開となっています。ウォリアーズは第1戦でエースのステフィン・カリーが左ハムストリングを負傷し、少なくとも第4戦まで離脱が決定。チームは新たな勝ちパターンを模索する必要に迫られています。
ウォリアーズの状況

カリー不在の中、スティーブ・カー監督は第2戦で14人を起用し、ラインナップの組み合わせを模索しました。ジョナサン・クミンガが18得点(8/11)と存在感を示し、トレイス・ジャクソン=デイビスも15得点6リバウンドで貢献。バディ・ヒールドやジミー・バトラーらベテランに加え、若手の台頭が期待されています。カー監督は「すべては新しいフォーミュラを見つけること」と語り、クミンガやジャクソン=デイビスの起用を強調しています。守備面ではアンソニー・エドワーズ対策が鍵となります。
ティンバーウルブズの状況

ティンバーウルブズは第2戦でジュリアス・ランドル(24得点11アシスト)、ニキール・アレクサンダー=ウォーカー(20得点)らが活躍し、117-93で快勝。エースのアンソニー・エドワーズは左足首を痛めて一時退場しましたが、後半に復帰し大事には至りませんでした。クリス・フィンチ監督は「エドワーズの回復力がチームの大きな強み」とコメントしています。第1戦での敗戦を糧に、攻守でバランスの取れたバスケットを展開しています。
ウォリアーズの注目選手

ジョナサン・クミンガは第2戦で18得点と復調気配を見せており、バディ・ヒールドやジミー・バトラーも得点源として期待されます。トレイス・ジャクソン=デイビスもインサイドでの存在感が増しており、カー監督の柔軟な采配が試合の流れを左右します。カリー不在時のリーダーシップと若手の台頭が勝利の鍵となります。
ティンバーウルブズの注目選手

アンソニー・エドワーズは攻守の中心であり、負傷からの回復も確認されています。ジュリアス・ランドルは第2戦でダブルダブルを記録し、アレクサンダー=ウォーカーも得点力を発揮。チーム全体がバランスよく得点できる構成となっており、エドワーズの爆発力と周囲のサポートがシリーズの行方を左右します。
注目試合の解説 MIN 102 – 97 GSW
試合結果
ミネソタ・ティンバーウルブズは敵地サンフランシスコでゴールデンステート・ウォリアーズに102-97で勝利し、ウェスタン・カンファレンス準決勝シリーズを2勝1敗とリードしました。ウォリアーズはステフィン・カリーがハムストリング負傷で欠場、ドレイモンド・グリーンもファウルトラブルで終盤に退場となる中、試合終盤までリードを保ちましたが、アンソニー・エドワーズとジュリアス・ランドルの活躍でティンバーウルブズが逆転勝利を収めました。
ティンバーウルブズの注目選手の活躍

アンソニー・エドワーズは36得点を挙げ、クラッチタイムに決定的な3ポイントを含む連続得点でチームをけん引しました。ジュリアス・ランドルは24得点、12アシスト、10リバウンドのトリプルダブルを達成し、リバウンドやハッスルプレーでも大きく貢献しました。エドワーズは第2戦で左足首を捻挫した影響を感じさせず、終盤の勝負強さが際立ちました。ジェイデン・マクダニエルズも要所で3ポイントを決め、守備でも存在感を発揮しました。
ウォリアーズの注目選手の活躍

ジミー・バトラーは33得点7リバウンド7アシストと攻守にわたりチームをリードし、ジョナサン・クミンガはベンチから30得点と気を吐きました。バディ・ヒールドは後半に14得点を挙げ、終盤には3ポイントで追い上げましたが、チーム全体でミスが目立ち、特に第4クォーターはオフェンスが停滞しました。ドレイモンド・グリーンは残り4分38秒で6つ目のファウルを取られ退場となり、守備面でも痛手となりました。
序盤戦

ウォリアーズは前半3ポイントが全く入らない中でも42-40とリードして折り返しました。ティンバーウルブズはランドルの3ポイントやリバウンドで流れを引き寄せ、エドワーズも第3クォーター以降で得点を伸ばしました。両チームともディフェンスが激しく、ターンオーバーが多い展開となりました。
終盤戦

第4クォーター残り6分16秒、エドワーズの3ポイントで逆転。その後もランドルやマクダニエルズの得点でリードを広げました。ウォリアーズはグリーン退場後にリズムを崩し、バトラーやヒールドの追い上げも及ばず、最後はエドワーズがリバウンドから得点を重ねて勝負を決定づけました。
まとめと次戦

ティンバーウルブズはシリーズ2連勝で勢いに乗り、ホームコートアドバンテージを奪取。ウォリアーズはカリーの復帰が待たれる中、オフェンスと守備の再構築が課題です。第4戦は月曜日にウォリアーズの本拠地チェイス・センターで行われます。