今日の注目試合 ウォリアーズ(GSW) 対 ロケッツ(HOU)
試合の背景
ゴールデンステート・ウォリアーズとヒューストン・ロケッツのウェスタンカンファレンス1回戦は、最終第7戦までもつれ込みました。当初は経験豊富なウォリアーズが優位と見られていましたが、シリーズが進むにつれてロケッツの若手中心のチームが落ち着きを増し、第5戦での大勝、第6戦での逆転劇で流れを引き寄せました。第6戦ではロケッツが第4クォーターに17点差をつけて115-107で勝利し、シリーズをタイに戻しました。第7戦はヒューストンで開催されます。
ロケッツの状況

ロケッツはシリーズ序盤こそプレーオフ経験不足からミスが目立ちましたが、試合を重ねるごとに安定感を増しています。フレッド・バンブリートは第6戦で29得点、8リバウンド、8アシストとリーダーシップを発揮し、直近3試合連続で25得点以上を記録。アルペレン・シェングンはシリーズを通じて得点、リバウンド、アシスト、スティール全てでチームトップの成績を残し、スティーブン・アダムズとのツインタワー起用も機能しています。アメン・トンプソンも後半戦で得点力を増し、守備でも9スティールを記録するなど、若手の勢いがチーム全体の推進力となっています。守備面でも終盤に強さを発揮し、リバウンドやルーズボールへの執着心が勝負を分けています。
ウォリアーズの状況

ウォリアーズはステフィン・カリー、ジミー・バトラー、ドレイモンド・グリーンといったベテランがシリーズ通算19回のGame 7経験を持ち、勝負強さが武器です。しかし第6戦では第4クォーターに13連続シュートミスを犯し、勢いを失いました。カリー(シリーズ平均24.3得点)は厳しいマークに苦しみつつも要所で得点を重ねていますが、チーム全体のシュート精度やセカンドチャンスへの反応が課題となっています。バトラーやグリーンもフィジカル面での疲労が見られ、サポートメンバーの奮起が求められます。
ロケッツの注目選手

フレッド・バンブリートは直近3試合で25得点以上を記録し、攻守両面でリーダーシップを発揮。アルペレン・シェングンはシリーズを通じて20得点、10リバウンド、5アシスト以上を平均し、攻守の中核を担っています。アメン・トンプソンは後半戦で得点力と守備力が向上し、スティールや速攻で流れを変える存在です。スティーブン・アダムズもインサイドでのリバウンドと守備で貢献しています。
ウォリアーズの注目選手

ステフィン・カリーはGame 7でキャリア平均32.6得点を記録し、勝負所での爆発力が期待されます。ジミー・バトラーは守備とクラッチタイムでの存在感が鍵となり、ドレイモンド・グリーンはリバウンドやルーズボールへの執着心でチームを引っ張ります。ベンチからはバディ・ヒールドやジョナサン・クミンガらの貢献も重要で、総力戦でシリーズ突破を目指します。
注目試合の解説 GSW 103 – 89 HOU
試合結果
ゴールデンステート・ウォリアーズはヒューストン・ロケッツとの第7戦を103-89で制し、ウェスタン・カンファレンス準決勝進出を決めました。ウォリアーズはシリーズ3勝1敗から2連敗で並ばれたものの、敵地ヒューストンで経験と勝負強さを発揮し、プレーオフ第2ラウンドへ駒を進めました。次戦は火曜日にミネソタ・ティンバーウルブズと対戦します。
ウォリアーズの注目選手の活躍

バディ・ヒールドが9本の3ポイントを含む33得点で序盤からチームをけん引し、第7戦での3ポイント成功数でNBA記録を樹立しました。ヒールドは前戦無得点から一転、前半だけで22得点を挙げてウォリアーズにリードをもたらしました。ステフィン・カリーは前半3得点と静かな立ち上がりでしたが、第4クォーターに14得点を集中させ、最終的に22得点10リバウンド7アシストと勝負所で圧倒的な存在感を発揮しました。ジミー・バトラーも20得点8リバウンド7アシストで攻守に貢献し、ドレイモンド・グリーンは16得点でチームを支えました。
ロケッツの注目選手の活躍

アメン・トンプソンが24得点でチームをリードし、アルペレン・シェングンは21得点14リバウンドとインサイドで奮闘しましたが、シュート効率が伸び悩みました。フレッド・バンブリートは17得点にとどまり、シリーズ終盤の勢いを持続できませんでした。ジェイレン・グリーンは8得点と沈黙し、ロケッツは3ポイント成功数(6/18)でもウォリアーズに大きく差をつけられました。
序盤戦
試合はヒールドの3ポイント攻勢でウォリアーズが主導権を握り、前半で12点差をつけました。カリーは前半わずか3得点に抑えられましたが、ヒールドが攻守両面で躍動し、ロケッツの反撃を許しませんでした。
終盤戦

第4クォーターはカリーが主役となり、立ち上がりの3ポイントや連続得点でリードを拡大。残り2分半にはカリーのリバウンドからヒールドへのアシストで決定的な3ポイントが決まり、勝負を決定づけました。ロケッツは終盤も粘りましたが、ウォリアーズの守備と経験に阻まれ、点差を縮めることができませんでした。
まとめと次戦

ウォリアーズは第7シードとして史上7チーム目のカンファレンス準決勝進出を果たし、ヒールドの記録的な3ポイントとカリーのクラッチパフォーマンスでシリーズを締めくくりました。ロケッツは若手中心の初プレーオフで健闘しましたが、最後は経験の差を痛感する形となりました。ウォリアーズは次戦、ミネソタでティンバーウルブズと激突します。
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IND 121 – 112 CLE