NBA 24-25 2025.5.3　PLAYOFFS　ロケッツ対ウォリアーズ

第5戦で主力を早めに休ませたことで、カリーやバトラー、グリーンらベテランは十分な休養を得て第6戦に臨みます。ホームでは今プレーオフ無敗を維持しており、経験値の高さと地元の声援が後押しとなります。スティーブ・カー監督は「自分たちのバスケットを取り戻す」と語り、立ち上がりから集中力を高めて試合を進める方針です。ベンチメンバーも第5戦終盤で粘りを見せており、総力戦での決着を目指します。

ロケッツは第5戦で序盤から15-0のランを決め、前半だけで76得点を挙げるなど攻守で圧倒しました。フレッド・バンブリートが26得点（3ポイント4本）とベテランらしい活躍を見せ、若手も積極的な守備とトランジションで主導権を握りました。イメ・ウドカ監督は「若いチームの短期記憶力と勢いが武器」と語り、細かいプレーやリバウンド、ルーズボールへの意識向上を強調しています。シリーズを通じて成長を続けており、第6戦でもアグレッシブな姿勢が期待されます。

ステフィン・カリーはシリーズを通じて攻撃の中心であり、ベテランのジミー・バトラーやドレイモンド・グリーンも経験とリーダーシップでチームを支えています。第5戦での休養がコンディション面で有利に働く可能性があります。ジョナサン・クミンガも復帰予定で、ベンチ陣の活躍も鍵となります。

フレッド・バンブリートは第5戦で26得点と勝負強さを発揮し、若手のジェイレン・グリーンやアルペレン・シェングンも攻守で存在感を示しています。ディロン・ブルックスはディフェンスと精神的支柱としてチームをまとめており、勢いに乗るロケッツの原動力となっています。

フレッド・バンブリートが29得点、8アシスト、8リバウンドと攻守にわたり活躍し、特に第4クォーター開始直後の4点プレーで試合の流れを変えました。アルペレン・シェングンは21得点14リバウンド6アシスト3スティール、スティーブン・アダムズはベンチから17得点、リバウンドやブロックでインサイドを支配しました。アーメン・トンプソンも14得点で貢献し、ロケッツは若さと運動量を活かしたバランスの取れたチームバスケットを展開しました。

ステフィン・カリーは29得点（3ポイント6/16）、ジミー・バトラーは27得点9リバウンド8アシストと奮闘しましたが、他のスターターは2桁得点に届かず、終盤でオフェンスが失速しました。ウォリアーズは第4クォーターで13本連続シュートミスを記録し、勝負どころで得点が止まりました。ドレイモンド・グリーンはプレーオフ通算アシスト数で歴代15位に浮上しましたが、ファウルトラブルも響きました。

第3クォーター終盤、カリーの連続得点でウォリアーズが2点差まで詰め寄りましたが、第4クォーター開始直後にバンブリートが4点プレーを決めて主導権を奪い返しました。その後もバンブリートやシェングン、アダムズらが要所で得点し、残り6分47秒のバンブリートの3ポイントで101-89とリードを広げました。ウォリアーズは最後までシュートが決まらず、ロケッツがリードを守り切りました。

ロケッツは2連勝でシリーズを振り出しに戻し、第7戦はホームのヒューストンで開催されます。勝者がウェスタンカンファレンス準決勝でミネソタ・ティンバーウルブズと対戦します。ウォリアーズは大事な場面での失速と若いロケッツの勢いに苦しみ、運命の一戦に臨みます。