今日の注目試合 ナゲッツ(DEN)対クリッパーズ(LAC)
試合の背景
デンバー・ナゲッツとロサンゼルス・クリッパーズのウェスタンカンファレンス1回戦は、ナゲッツが3勝2敗でリードし、第6戦をイングルウッドで迎えます。第3戦で34点差の大敗を喫したナゲッツでしたが、第4戦はアーロン・ゴードンのブザービーターで勝利し、第5戦ではジャマール・マレーの大爆発でシリーズの主導権を奪い返しました。ナゲッツはこの試合でシリーズ突破を狙います。
ナゲッツの状況

第5戦でジャマール・マレーが43得点(3ポイント8本成功)、7アシスト、5リバウンド、3スティールと圧倒的なパフォーマンスを披露しました。ニコラ・ヨキッチは13得点に抑えられましたが、12アシスト、10リバウンドとトリプルダブルを記録し、チーム全体のバランスを支えました。ラッセル・ウェストブルックもベンチから21得点とエナジーを注入し、アーロン・ゴードン(23得点)、マイケル・ポーターJr.(14得点)も好調です。ナゲッツは第5戦で3ポイント17本成功、試合を通じてリードを保ち続けました。
クリッパーズの状況

クリッパーズは第5戦でイビツァ・ズバッツがプレーオフ自己最多の27得点、カワイ・レナードが20得点11アシスト9リバウンドと奮闘しましたが、ジェームズ・ハーデンは11得点にとどまり、攻撃のリズムを取り戻せていません。ハーデンはシリーズ序盤3試合で平均23.3得点を記録していましたが、直近2試合は13得点に落ち込んでいます。クリッパーズはシリーズ3年連続の1回戦敗退を避けるため、ホームでの勝利が必須です。
ナゲッツの注目選手

ジャマール・マレーは第5戦でシリーズ最多の43得点を挙げ、攻撃の中心として存在感を示しています。ニコラ・ヨキッチは得点こそ抑えられましたが、トリプルダブルでゲームメイク力を発揮し、アーロン・ゴードンやラッセル・ウェストブルックらもサポートしています。マレーの積極性がチームの勢いを左右します。
クリッパーズの注目選手

カワイ・レナードはシリーズ全試合で20得点以上を記録し、攻守の要として安定したパフォーマンスを見せています。イビツァ・ズバッツはインサイドでの得点力が光り、ジェームズ・ハーデンの復調が勝利の鍵となります。ベンチからの得点や守備の強度も、シリーズ延長へのポイントとなります。
注目試合の解説 DEN 105 – 111 LAC
試合結果
ロサンゼルス・クリッパーズはホームでデンバー・ナゲッツに111-105で勝利し、プレーオフ1回戦シリーズを3勝3敗のタイに戻して最終第7戦に持ち込みました。クリッパーズは直近2連敗からの巻き返しに成功し、土曜日にデンバーで運命の一戦に臨みます。
クリッパーズの注目選手の活躍

ジェームズ・ハーデンが28得点8アシスト6リバウンドと攻守にわたる活躍でチームをけん引しました。前戦での消極的なプレーを批判された後、積極的なアタックとゲームメイクで流れを変えました。カワイ・レナードは27得点10リバウンド5アシストと安定感を発揮し、ノーマン・パウエルも24得点で勝利に大きく貢献しました。特にパウエルは残り1分47秒で値千金の3ポイントを決め、終盤の苦しい時間帯を支えました。
ナゲッツの注目選手の活躍

ニコラ・ヨキッチは25得点8アシスト7リバウンドを記録しましたが、後半はクリッパーズのディフェンスに苦しみ、第3クォーターには11分間無得点、後半は9本中2本のフィールドゴール成功にとどまりました。ジャマール・マレーは21得点でサポートしましたが、ナゲッツは第4クォーターに15点差を一時6点差まで詰める粘りを見せるも、最後はクリッパーズの守備に阻まれました。
序盤戦

試合は前半から激しい点の取り合いとなり、ヨキッチが前半だけで20得点を挙げてナゲッツがリードする場面もありました。しかし、クリッパーズはハーデンの積極的なアタックやレナードの得点で徐々に主導権を握り、第3クォーターにはニコラ・バトゥームの起用も当たり、外角シュートやディフェンスで流れを作りました。
終盤戦

第4クォーター序盤、クリッパーズはボグダン・ボグダノビッチの3ポイントで15点差までリードを広げましたが、ナゲッツも11-2のランで追い上げを見せました。残り1分47秒、パウエルの3ポイントで再び点差を広げ、終盤はハーデンやレナード、ズバッツ、バトゥームらが守備でヨキッチやウェストブルックの得点を阻止し、リードを守り切りました。
まとめと次戦
クリッパーズは選手同士の連携と守備の集中力で崖っぷちから生還し、シリーズを最終戦に持ち込みました。第7戦はデンバーで行われ、勝者がカンファレンス準決勝に進出します。ナゲッツは昨季から続くシリーズ決定戦での苦戦を断ち切れるかが注目されます。