今日の注目試合 クリッパーズ(LAC)対ナゲッツ(DEN)
試合の背景
ロサンゼルス・クリッパーズとデンバー・ナゲッツは、ウェスタンカンファレンス1回戦の第2戦を迎えます。第1戦はデンバーが15点差を逆転し、延長の末に112-110で勝利しました。クリッパーズは敵地で勝利を逃しましたが、内容的には互角であり、ターンオーバー(20回)が唯一の大きな課題でした。第2戦で修正できれば、シリーズの流れを変えるチャンスがあります。
クリッパーズの状況

第1戦でクリッパーズはカワイ・レナード(22得点)、ジェームズ・ハーデン、イビツァ・ズバッツらが好調でしたが、ターンオーバーが失点につながりました。特にレナードが7回、ノーマン・パウエルとボグダン・ボグダノビッチも計7回と、主力のミスが目立ちました。ペイント内の得点やテンポコントロールは機能しており、指揮官タイロン・ルーは大きなローテーション変更を予定していません。守備面でもナゲッツの主力を抑える時間帯があり、修正点は明確です。
ナゲッツの状況

ナゲッツはニコラ・ヨキッチ(27得点、12アシスト、9リバウンド)が攻守で中心となり、ラッセル・ウェストブルックが終盤で3ポイントや守備で勝利に貢献しました。マイケル・ポーターJr.は第4クォーター以降出場機会が減りましたが、守備重視のラインナップで試合を締めました。ナゲッツはターンオーバーから29得点を奪うなど、相手のミスを確実に得点につなげています。
クリッパーズの注目選手

カワイ・レナードは効率的なシュートとリーダーシップで攻守の要です。ジェームズ・ハーデンは得点・アシストでチームを牽引しつつ、ターンオーバーの減少が求められます。イビツァ・ズバッツもインサイドで存在感を発揮しています。
ナゲッツの注目選手

ニコラ・ヨキッチはオールラウンドな活躍でチームの柱です。ラッセル・ウェストブルックはベンチから流れを変える役割を果たし、守備とクラッチタイムでの活躍が光ります。マイケル・ポーターJr.の攻撃面での復調も今後の鍵となります。
注目試合の解説 LAC 105-102 DEN
試合結果

ロサンゼルス・クリッパーズはカワイ・レナードの39得点の活躍でデンバー・ナゲッツを105-102で下し、プレーオフ1回戦のシリーズを1勝1敗のタイに戻しました。
終盤は接戦となり、ナゲッツは最後の6秒で同点・逆転のチャンスを逃しました。シリーズは第3戦からロサンゼルスに舞台を移します。
クリッパーズの注目選手の活躍

カワイ・レナードは15本中19本のフィールドゴールを成功させ、39得点、5アシスト、2スティールと圧倒的な効率でチームを牽引しました。特に前半だけで21得点を挙げ、ハーフタイム直前には同点を破るプルアップ3ポイントも決めました。ジェームズ・ハーデンが18得点、イビツァ・ズバッツが16得点で続きました。
ナゲッツの注目選手の活躍

ニコラ・ヨキッチは26得点、12リバウンド、10アシストでプレーオフ通算19回目のトリプルダブルを達成しましたが、7ターンオーバーとフリースロー4/10とやや精彩を欠きました。ジャマール・マレーは23得点、マイケル・ポーターJr.は15得点15リバウンドを記録しましたが、終盤に左肩を痛めるアクシデントもありました。
序盤戦

ナゲッツが第1クォーターでリードを奪いましたが、クリッパーズは第2クォーターに盛り返し、ハーフタイム直前のレナードの3ポイントで52-49とリードして前半を終えました。
終盤戦
試合終盤は一進一退の攻防となり、レナードが残り37秒でヨキッチのパスをスティールするなど守備でも存在感を発揮。ナゲッツは最後の攻撃で3ポイントを2本放つも決められず、クリッパーズが逃げ切りました。ナゲッツはこの試合で20ターンオーバーとフリースローのミスが響きました。
まとめと次戦
クリッパーズはレナードの圧巻のパフォーマンスで敵地で貴重な1勝を挙げ、ホームコートアドバンテージを奪いました。ナゲッツはミスが目立ち、修正が必要です。シリーズ第3戦はロサンゼルスで金曜日に行われます。